KsGrid リファレンス

使用方法

KsGrid コントロールは、Microsoft(R) Visual Studio(R) 2010 で作られたグリッドコントロールです。

KsGrid コントロールを使用することで、表形式データの表示、編集、および印刷を、戸惑うことなくプログラミングでき、美しく、強力に実現することが出来ます。

KsGrid コントロールは、各セルのAppearance プロパティーで、Flat、Rise、Sunken をサポートします。

また、グリッド及び 各セルには、壁紙、背景色を、各セルには、背景のグラディエーション、アイコン、を多彩に設定出来るだけでなく、さらに、AddInForFirstOfDraw、AddInForEndOfDraw プロパティーを設けることで、より豊かで、無限の表現力を実現しています。

入力方法には、テキストボックス、コンボボックス、チェックボックスを選んでいただけるほか、強力な「切り取り」、「コピー」、「貼り付け」をご利用になっていただけます。

サンプル1

Sample.sln

をご用意しました。

ご参考下さい。

解説

注意セキュリティーに関する事項

セルに表示される値、背景画他、色々なプロパティーをコピー、ペーストすることが出来ます。

セルに表示される値は、Windowsクリップボードに保存され、その他のプロパティーは、TempフォルダーにTempファイル(バイナリー形式)として、保存します。

正常終了した場合は、Tempファイルは、削除されますが、異常終了した場合は、削除されない場合もありますので、セキュリティーに、ご留意下さい。

また、コピー、ペーストを管理する情報は、HKEY_CURRENT_USER\Software\KamoyaSolutions\KsGrid 以下に保存されます。

開発用コンピューターでは、さらに、ライセンス情報も同じ、レジストリーキー 以下に保存されます。(ユーザーコンピューターには、ライセンス情報は、存在しません。)

これらの情報を削除する場合は、"L"で始まる、値は、ライセンス情報ですので、削除しないでください。

誤って削除した場合は、再度、登録キーを登録することで、解決します。

Windowsクリップボードの内容は、Windowsの仕様によって削除されます。

値の設定

セルに設定できる値は、8通りです。

1.セルに表示される値。

2.ツールチップとして、表示される値。

3.コメント (メモ) として、表示される値。

4.表示されない値。

5.項目計算式

6.アイコン

7.背景画 (壁紙)

設定方法は、2通りあります。

セルクラスより、設定する方法

KsGrid.Cell(0,0).Value = "値"

バリュークラスより、設定する方法

KsGrid.Values.Value(0,0) = "値"

描画の順番

描画の順番は、

AddInForFirstOfDraw (開発者のコーディングした、描画を行います。)

グリッドの壁紙

セルの背景色

セルのフレーム (罫線)

セルの内容

グリッドのフレーム (外枠)

フォーカスフレーム

スクロールバー

AddInForEndOfDraw (開発者のコーディングした、描画を行います。)

の順となっています。

棒グラフの表示

グラフ表示用に、BarChart クラス PieChart クラス が用意されていますが、Cell.CellType プロパティー  に、EditerTypes.BarChart を設定することで、簡単な棒グラフを表示することができます。

Values.ValueString プロパティー に、0 から 1 の範囲(Single型で評価します。)で、値を設定することにより棒グラフの伸び率が設定されます。

上記の範囲を超えている場合、または、数値に型変換できない値の場合、"N/A"が、表示されます。

Values.Data プロパティー に、グラフ中に表示する文字を設定します。

グラフの境界線、表示する文字は、Cell.ForeColor プロパティー が、反映されます。

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関連項目

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