最近、驚いた事件 NA-VR1000 特定の商品を中傷するために、書いているのではありません。 住宅にかかわる者として、知っておいて損ではないと思い、書いています。 2006年3月ごろ、賃貸マンションに、お客様が、引越しをしてきました。 引越しにあわせて、洗濯機を新調されました。 ナショナルななめドラム洗濯乾燥機 NA-VR1000 です。 しばらくすると、部屋が下水の臭いがすると、言って来られました。 良好な住環境を提供するのが使命ですので、あってはならない事と工務店さん、設備業者さんに調査を依頼しました。 通常、下水の臭いがするのは、排水トラップの破損が、考えられます。 しかし、異常は、見つかりませんでした。 そこで、ユニットバスの汚れを疑いました。 勿論、洗い業者さんに洗ってもらってから、お客様に引渡しをしていますが、浴槽を取り外してまでは洗いません。 設備業者さん、洗い業者さんにお願いして、ユニットバスより浴槽を取り外して徹底的に、洗ってもらいました。 事態は、解決しません。 工務店さんも、首をひねるばかり。 実は、私も洗濯機をななめドラム式に買い替えようと電器店に行ったときに、NA-VR1000は、臭いがするとの苦情がたまにあり、あまりおすすめではないと、説明を受けていました。 担当者もどのような不具合かよく知らず、おそらくは、フィルターの汚れなどの臭いではないかとのことで、今回の事件と直結しませんでした。 工務店さんに再度の調査を依頼しつつ、念のためにナショナルお客様ご相談センターに、問い合わせました。 NA-VR1000は、部屋が下水の臭いがするという不具合が場合によってはあるそうです。 そして、改修部品を、用意しているとのことでした。 一体、部屋の下水の臭いの原因が洗濯機にあると、誰が予想するでしょうか。 事態は、解決しました。 洗濯機の修理は、お客様の個人的なことなので、立ち会っては居ませんので、詳しいことは分かりません。 改めて、ウェブで、調べてみました。 NA-VR1000は、ヒートポンプ式乾燥を行うようです。 ヒートポンプ式乾燥は、エアコンの除湿機能のようなものらしいです。 ですから、衣類の湿気は、排水管より水として排水するようです。(普通は、熱い湿気た空気) このときに、マンション側の排水トラップと相性が悪いと、排水管より出てくる空気が、排水トラップの水(封水)を吹き飛ばして、下水の臭いがする事があるようです。
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